急げ、急げ。
白いワンピースを風に靡かせ
少女はひたすら走っていた。
「ごめんなさい」も「ありがとう」も要らないから
少女は口を閉ざしてただただ走る。
白い煉瓦で構成された町並みは
とても酷く非現実的。
嗚呼、そのブロンドの長髪は血に染まり
白いワンピースにも赤い模様が浮き上がる。
「シャトンは未だかしら」と誰かが言えば
「シャットなら居たよ」と誰かが言って
「シャットは何処に居るの?」と誰かが問えば
「シャットはシャットの中に居るよ」と誰かが答えて。
風はとても生ぬるくて
なのに其処はとても寒くて
それでも少女はひたすら走った。
「こんにちは、子猫ちゃん」
現れたのは、黒い服着た一人の紳士。
「嫌よ私はいきたくない」と少女は言って
立ち止まらずに走り続けた。
「逃げられないよ、子猫ちゃん」
紳士は尚も彼女を追って
「マトゥなんて、お呼びじゃないの」
少女は尚も彼から逃げた。
「ルージュの街には行かないの?」
「あそこの何が楽しいの?」
走りながらも、問答は続く。
「ブランの街は、長くは持たない」
「それでもいいわ、あれよりマシよ」
少女の体は尚赤く染まる。
少女の前には壁が立ちはだかって
紳士は笑ってこう言った。
「さぁ行こう、在るべき場所に」
「いやよ、あっちはこりごりだから」
「もう無理だよ、君はここにはいられない」
少女は無言で立ちすくむ。
紳士は少女の腕を掴んだ。
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ごめんなさい小説書く気は日付変わった瞬間に失せてしまったのですが文章は打ちたくて……。
正直こういう文章のが書いてて楽しい、最近は。小説では無いけどね。
ちなみに解釈は想定しているだけで二つありますがエロくない方が想定していた方です。後半無理矢理締めようとしてちょっと露骨に書きすぎてしもた……。


