忘れた頃に見る夢ほど嫌なものはないですね、双月です。昨日ひっさびさに部屋から出たくないぜ病にかかりましたが気にしません。法事の前日だったのにすまないおかん。
最近さぼりがちなのでお詫びにはならない気もしますが、追記に結構前に言ったのに公開しなかった何かすみません的な文章(小説は小説なんですが文字数が1.7k字程度)
題名は「長い呟きと若干の批判と短い小説」の予定だったのですが長すぎたので省略しよう、と思ったのですが別物になった上普通に長いです。一応小説が一番文字数多いので創作物カテにしておきましたい。
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楓祭りの小説の方、大体書きたいものが固まってきました。固まってきましたが、お気に入りサイトさんの作品の二番煎じになってしまうこの癖を何とかしたいです。小説に限りませんけどorz
今回のも実際は別物なんですが、何かモチーフとかが被りまくりなのでちょっとなぁ……と思う節もあるのですが、もう気にしたら負けという事で固まってきた方向で確定しようと思います。
しかし困ったのが、〆が思いつかない、そして思いつかない以上何人かの登場の有無が決まらない、って事です。おそらくは文化祭2007の時と同等かそれ以上の長さになるので、個人的には出したくない、けど出さないなら一回限りの設定をかなーり細かく作らなくちゃいけない、とループしております。後者の方がいいのかなぁ、あのキャラはあのキャラ達とのエピソードだけで長編小説が丸々一つ書けるし。
というかぶっちゃけ前回のは長すぎたと反省していた筈なんですが(しかもキャラが統一されてない、統一しようと修正したデータまだ上げてない)、しかし個人的には長編はこういう人に見てもらえそうなイベントに出したいというのが本音。まぁ長文だと読んでくれる方が短編の半分以下になりそうな気がしますが……(実際俺も第一回文化祭の時は長編スルーしました
長編で思い出しましたが、よく考えれば書きかけの長編小説も一つかかにゃいかんのですよ。新キャラの顔見せ+設定ちょっと出しの為の小説なんですが、時系列的には
文化祭2007の作品
↓
その小説
↓
楓祭りの小説(予定
なので、一応初めて俺の小説を読む人にも解るようには書くつもりなのですが、サイト内の小説の並びは執筆順なので、そっちから読んだ人には本格的に時系列が訳わかんなくなる訳です(つまり、その長編小説も次回の小説も無印かつ主人公は黒い二人な訳です)。
うーん、一ヶ月半で〆の決まってない小説を1.5本も書けるのかしらん……。
あとちょっとした呟きというか何というか吐き出そうか随分悩みましたが……練習作品投下おkと主催が堂々と宣言するのはどうかと思うわけなのですが、そもそも俺は招待された訳でも無いのであんま大声で言うのもアレだよなーと思って此処で呟き(後丁寧文で打つ気力がなかった)、しかしこれはこれで卑怯な気も、というジレンマ。まーもし主催さん及びイベント関係者の方がこれを見られましたら、こういう意見もあったり無かったりすると参考程度に受け取っていただければ幸いです。
まぁ、そういった理由で二の足を踏んでおりましたが、運営頑張ろうという姿勢が感じ取れましたので参加してみようと思います><(何様だよって話ですけど
というか、自分も何だかんだで作品を作るきっかけ(勿論出来る限りのベストは尽くしますが、しかしその前提で前回のアレはどうかと思いますが)としてイベント事を利用しているので、あまり今回の呟きは適切では無いのかもしれんですっていうか適切じゃないですね、反省しますがどっちみち何時か呟いていた気も。
何か普通の雑記並に文章打ってしまいましたがもう見送るとどんどん埃が積もって来そうなので、ダメ呟きの口直しに(ならないと思いますが)無印小説をどうぞ。
【side:Girl】
本当に単純な話だった。
リチウム探しも兼ねた休暇の最中、砂漠のど真ん中で、人……いや、妖精に遭遇して。彼がかの錬金術の街を目指すと言うから、面白がってついていっただけの話。アリアントに住み始めてもう一年近く経つけれど、よく耳にする錬金術の街の話は、噂以上の信憑性を持ち合わせてはいなかった。そして、私自身、そんな街が有るのかどうか半信半疑だった。
それでも付いていこうと思ったのは、彼が妖精にしては少々異端だったからだ。妖精とは――伝聞ではあるが――普通、人とは慣れあおうとはしないプライドの高い生き物だという。事実、魔法使いになるために訪れたエリニアの、その街にいた妖精達は道も教えてくれず、一日中あの高低差の激しい街を歩き回った事は、今も苦々しい思い出として心に焼き付いている。
身長もさほど私と変わらない、声変わりだってしていない、そして妙に餓鬼くさい。本当に妖精且つ私よりも年上なのかと疑ったけれど、その背に生えた蒼く薄い羽を見るに、恐らく嘘ではないのだろう。
妖精の彼は、名を「プレケス・グマループン」と名乗った。旅人がフルネームを名乗るのは珍しい。だから、私も礼儀として「レーツェル・カステン」とフルネームを名乗った。
プレケスは不思議そうに、私の出身が何処であるかと尋ねてきた。予め、私が砂絵団の見習いであると名乗っており、加えてその証を首につり下げていたからかもしれない。砂絵団が外の人間の加入を認めることは滅多にない。だが、事実として私の出身はメイプルアイランドにあるアムホストという小さな街である。
物心ついたとき、側に居たのは母だった。母は自慢げに、自身は世界中を駆け巡った冒険家であったと豪語していたが、私の知っている母は何らかの病を患った母で、幼い私には到底それを信じる事が出来なかった。それがハッタリでは無いと知ったのは、母が死んだ後。遺品整理を傍らで見ていた私の目に飛び込んできた物は、見たこともないアイテムの数々だった。状況を理解出来ないほどに幼かった私は、それらをしきりにねだったのを今でも覚えている。
その頃からだろうか、私が外の世界に興味を持ち始めたのは。
丁度、一年程前。14歳の誕生日の翌日に、私は友人二人と島を出た。ピクニックにでも行くように、談笑しながら船に乗り、ビクトリアアイランドに渡った。何てことはない、数多い駆け出し冒険者の一人である。片親、両親が居ない事はさほど珍しくはない事を知っていたから、私は特に影を持っていた訳でも無かった。
友人達と分かれて、エリニアで魔法使いになった後は、私はとある依頼を受けてアリアントへと足を踏み入れた。その依頼を受けた理由というのも極々単純なもので、それ以前に偶々見かけた可愛らしい髪型の発祥地を本人に問うたところ、アリアントという土地であると教えてもらっていただけだ。そんな不純な動機で灼熱の地に飛び込んだ私だったけれど、今は人々の力になりたい、そう考えて働いている。
さて、話は戻るが、出身地を伝えると、プレケスはうんうんと頷いた。そして、私の右目を指さして、どうかしたのかと問うてきた。
物心付いた頃からの馴染みの物の一つに、この右目に巻かれた包帯が挙げられる。「右目を人に見せてはいけないよ」というのは母の数少ない真剣な言葉の一つで、それ故私は、風呂に入りでもしない限り、ずっと包帯を巻いて過ごしてきた。
どう返そうかと悩んでいると、今までずっと馬鹿みたいに笑っていたプレケスの顔が僅かに曇ったのが解った。まぁいいか、とふぅと息を吐いて、私は母に言われたその言葉を彼に教えた。別に見せるわけでもないのだから、問題は無いだろう。
私は彼に、本当に錬金術の街に行くつもりなのかと改めて問うた。返ってきたのは、楽観的な顔と答え。私は、同伴を申し出た。この時はまだ時刻は朝で、夕方には帰るつもりだった。職務について問われたので、私は「今日は休暇だから」と手短に答えた。リチウム探しは自発的な行動であったから、嘘ではない。それを聞くと、プレケスはあっさりと了承してくれた。
つくづく私の人生、軽い考えで行動した事がいろんな意味で大きな結果となって返ってくることが多いように思う。まさか、その幻の街が見つかるだけに留まらず、その街でまで派閥争いに巻き込まれるとは思わなかったのだから――。
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※少年編はまたネタの無い頃に